木の芯をみる

以前の道場でもブログを書いていました。

そのときのエピソードを見返して

今の自分も、忘れてはいけないエピソードがありましたので、紹介します。

 

 

以下

 

 出水市は、有名な植木の産地でもあります。
木に値打ちを決める作業があるそうです。

 私の友人が、ある植木業者の方に、庭にある古木の値打ちを聞きに行ったそうです。

 その業者の方が値をつけてくれたのですが、
知り合いが予想にしなかった高額の値がついたそうです。

 そこで、知り合いがどのような基準で値をつけるかを聞いたところ

   ”木の芯をみる”

 どんな古木でも、根がしっかりしていて芯が通る木は値が高いそうです。

   ”人も木も同じだろうなぁ”

何気に言われた言葉が本質をついていると、非常に感銘を受けたということでした。


ちなみに、その業者の方は、私の師匠でした。。。


私は誇らしく思うと同時に
自分が追い求める答えの一端をみた気がしました。

 

 

以上

 

 私のもともとの師匠のエピソードでした。

師匠は、すでに空手からは離れていますので、空手の技術を教わるといことは今はほとんどないです。

 しかし、精神的なものや 「人としてどうあるべきか」など、いまでも教えを請うことが多いです。

すでに流派は違うのに、いまでも練習場所(道場)を自由に使っていいとおっしゃってくださいます。

 私の根底にある価値観にかなりの影響を与えてくださいます。感謝しております。