屈託のない礼儀

 うちの仕事場は、通学路にあたります。

 最近は、トイレが新しくなったからでしょうか、道行く小学生が気軽にトイレを借りにきます。

 このご時世、他人の領域にむやみに入るのは躊躇する時代です。そのなかで、純粋な小学生がなにも気負わずにトイレを借りていくというのは、とても親しみを感じるところです。

 

 リーダ格?の子でしょうか、おそらく低学年の子達に、

  「借りたのだから、しっかりとお礼をいいなさいよ」

 と言っている声が聞こえてきたとき、なんだかとてもあたたかい気持ちになりました。その子の親御さんは、ほんとに良い教育をされているのだろうなぁと思いを馳せたところです。

 確かにその子は、道ですれ違ったときも、ほんとうに挨拶がいいのです。

 

 私は、こういう日常的なこと、ともすれば目にとめないところに、ふと感動してしまうのですね。どうか、このまま健康で良い大人になってほしいと願うばかりです。

 

 日常のささやかな感動をこのブログに記録しました。